お気持ち表明のブログ

お気持ち表明

友達がいない

 

友達がいない。

 

正確には、同性の友達がいない。

 

高校の同級生に1人だけ連絡先を知ってる同性の子がいるけど、もう何年も会ってないし、その子には友達がたくさんいる。

小中学生の時は友達もそれなりにいた気がするけど、私が転校したからそれっきり。facebookでは繋がっていても、個人的なやりとりは皆無。

大学の友達、当時1人だけ友達と呼べる子がいたけど、やたら友達が多い子だったので親友ではなかった。今はもちろん疎遠。

 

ネットの中には何人か友達がいた。

同性の子もいたけど、環境の変化やらなんやらで疎遠になった。

 

今は酒場で出会ったおじさん達だけが「友達」と呼べる存在だけれど、彼らには下心がある。

下心にあぐらをかいて酒を飲んでいる。

 

 

そもそも私は女性が苦手なところがあるらしい。女性にジロジロ見られたり、個人的なことを探られたりすると激しく緊張して逃げ出したくなる。目線を合わせることもできなくなる。

 

同級生にはどうしてだか、徐々にハブられていった。

年上の女性にはだいたい嫌われていた。

年下の女性には仲良くしてもらえても、それが友情じゃないことはわかっている。

 

今は身の回りを好きなもので固めて、自分が安心できる空間を作って、やっと自分の好きなものの話が好きなだけできるようになったけど、それが確立する以前は大変だった。

 

私はブスで、ダサくて、トロくて、プライドだけはやけに高い面倒な人間だ。しかも、これまでまともな人間関係を築くことを学んでこなかったコミュ障。

自慢できる特技も無くて、世の中のことを何も知らなくて、周りの視線が怖くて、フリートークが大の苦手だった。

こんな私に興味を持つ人なんていない。

 

 

で、とりあえず整形をした。

まぶたの埋没、20万くらいだったかな?

二重になって、可愛くなって自信が欲しかった。

あと男の人とお泊りする時、すっぴんになれないのが困ってたから。普段はメザイクバリバリ使ってたからそれなりに可愛いとは言われていたけど、すっぴん見られるのは怖かった。

これは今もだけど、中身が空っぽのブスがバレるのが怖い。

 

結局整形しても自信は手に入れられなかった。

 

 

次にやったのは料理?お菓子作り?編み物?

とにかく女性らしい趣味をたくさん作った。

私の苦手な女性像にわざと近づいた。

おかげで普通っぽい女性に紛れることができるようになった。

やっぱり友達はできないけど、私の中ではそれで合格だった。

 

 

本当に楽になったのはつい数年前。

「人は僻む、人は老いる、人はいつか死ぬ」

というのを理解した。

 

私のいろいろな苦悩と母親との軋轢は、切っても切れない関係がある。

子供の頃から「死ぬときは一緒だよ」と言われ続けたので母親の機嫌を気にしすぎていた。

布団に入ったら、寝ている間に殺されるのかも、とか思ったり、ときには殺され方を想像したり。

母親が荒れると私も荒れる。当たり前のことだけど、20数年間気がつかなかった。

 

それに気付くまで、母親と同じくらいの女性とは全く話せなかった。どこにどんな地雷があるかわからなくて怖かった。今も怖いけど。

 

 

数年前に思い切って母親の連絡先を消して、メールの返事をやめてみた。母親の住む家(実家とは呼ばないでいる)にも行かないことにした。

 

半年くらいはPMSとともにフラッシュバックして苦しかったが、1年、2年経つとそれも消えていった。

 

相変わらず友達はいないし、クソババアには難癖付けられ、まともそうな女性には遠巻きにされるけど

30年友達の居ない私は、ようやく自分と友達になれた気がしている。